旅立ちの季節です。広島市安芸区の高校では、最後に思い出を!とある企画が実施されました。

卒業式を控えた5日夜。広島市の安芸南高校では日が暮れてから生徒たちが続々と集まりました。

生徒会長「最後の思い出じゃないですけど、3年生、1・2年生も、全校生徒で1つのものを見てすばらしい思い出をみんなで共有したいなと思って。」

この春の卒業生はコロナ禍に入学し学校行事の少なかった生徒たち。学校として初めての卒業イベントを企画しました。

最後に花火をあげたい。高校最後の思い出となる60発の花火です。

卒業生
「さすがにちょっと感動してやばかったです。」
「めっちゃきれいでした。(学校生活が)終わったんだなぁって。」
「最後の最後にいい思い出ができました。サイコーです。」
「3年間いろいろありましたけど最後のフィナーレをこれで飾れたかなと思います。」

この“はなむけの花火”は、今後伝統のイベントになるかもしれません。

生徒会副会長
「次の代にも伝えていかないといけないので、今回得たものを次に活かしていくためにも行事をさらに盛り上げていきたいと思います。」

雨の中刻まれた青春の1ページ。6日、コロナ禍を乗り越えた3年生、182人が巣立ちました。