国際情勢が緊迫するなか、核兵器廃絶に向けた機運を高めようと24日、広島市で「平和の集い」が開かれました。

この集いは県被団協など6つの市民団体によって開かれたもので、講師にはICAN核兵器廃絶国際キャンペーンの川崎哲さんが招かれ、核兵器をめぐる世界の現状や今後の動きなどについて講演を行いました。

川崎さんは「ロシアによる核の威嚇など核抑止論は安全保障上の脆弱性を示し、戦争を防ぐどころか後押ししている」などと訴えました。

ICAN川崎哲 国際運営委員「若い世代の中には軍事力による抑止力が必要なのではないか、場合によっては核兵器も必要なのではないかという考え方が増えているので、なぜその考え方が危険なのか詰めて話していく必要がある」

参加者は全員で「戦争も核兵器もない平和な世界の実現」を誓いあいました。