まるで景色の一部を切り取ったような風景画や、今にも動き出しそうな人物画など、驚くような作品に出合ったことはありますか?

美術系大学志望のなな(@NANA_kome2017)さんが写真と間違えてしまうような「指」の絵をXに投稿すると、「狂気」「AIには越えられない立体感がすこい」「写真みたい」「うますぎて怖いってあるんですね笑」などのコメントが寄せられ、11万いいねを集め大きな話題になっています(2024年3月26日現在)。

4月から大学生というななさんの絵は、多くの人を驚かせました。素晴らしい作品について、ななさんに話を聞きました。

「指」を描いた絵

投稿には完成された「指」の絵とともに、完成までのプロセスも公開されています。
まずは関節の膨らみを意識して形どりを行うところから始めるというのも驚きですね。

肌の質感やシワ、爪の光沢などすべてが本物の指そのもの。写真と間違う人もいるでしょう。

こちらは、細部の描き込みに時間をかけたことから、製作時間は6時間だったそうです。

美術系大学の入試課題では「手」が出題される可能性が高いとのこと。ななさんは、入試に向けて練習していたそうです。1年間練習を続けたななさんは「振り返るとずいぶん上達したなと思いました」と話しました。

お気に入りの作品

ななさんの得意なテーマは、手を含めた自然物全般とのこと。これまで描いた絵のなかから、お気に入りの作品を教えてもらいました。この作品も、手を描いた作品です。

こちらの絵について、ななさんは「肌の白さと陰影の描き込みの対比が絵画的に美しくなりつつ、よりリアルな表現となるように試行錯誤しました」と話しました。

Xに投稿された絵には「立体感がすごい」「写真じゃないの?」など、驚きのコメントが寄せられています。これらのコメントについて「指1本で、ここまで大きな反響が得られるとは思わなかったです。ビックリしました」と話すななさん。

今後の活動について「これからもネットにおいて、子どもが親に自分の絵を見せるぐらいの感覚で投稿していくと思います」とのことです。

これからもななさんの作品が公開されるのが楽しみですね。

ほ・とせなNEWS編集部