もうすぐ母の日。母の日は、お母さんへの思いを伝えたりプレゼントを贈ったりする日。日頃の感謝を伝えられる大事な日ですね。
今回紹介するのは「いじめを打ち明けたときに母からかけられた言葉」についてのエピソードです。

辛いことがあったときに1人で抱え込んでいると余計に気持ちが沈んでしまうでしょう。そんなときには誰かに打ち明けてみることも大切なのではないでしょうか。

イラスト:23ca

中学校の部活で受けたいじめ

マナ(仮名)さんが中学1年生の頃、学校の部活動でバスケ部に所属していました。マナさんは背が高かったため、入部の際に歓迎を受け、すぐにレギュラー入りしました。

そのため、レギュラーだった先輩はレギュラーから外されることに。そのことが原因となり、マナさんはいじめを受けるようになったのです。マナさんが挨拶をしても先輩全員から無視されたり、話しかけてもあからさまに避けられたりといったことが続きました。

マナさんは誰にも言わずに1人で耐えていましたが、とうとう限界となり、お母さんに話すことに。

すると、お母さんは「よく毎日耐えているね。あなたはとっても強いね。心の弱い人はそれを誰かにぶつけることで自分の心を守っているんだろうね。辛かったら辞めてもいいんだよ。お母さんはいつでもあなたの味方だよ」と言いました。

それまで1人で耐えていたマナさんは、お母さんの言葉でとても心が軽くなりました。

お母さんの言葉で前向きに

このときの出来事についてマナさんに話を聞きました。

ーそのエピソードが起きたとき、あなたはどのように感じましたか?
それまで一人で耐えて、心がすごく重くて苦しかったのですが、母に相談してそう言ってもらえたことでとっても心が軽くなり、私の味方はここに必ずいるという気持ちになりました。負けずに頑張ろう!という気持ちがさらに強くなりました。

ーそのエピソード後、何か意識していることや気持ちの変化などはありましたか?
もし私みたいに、何かを背負って辛い思いをしている人が身近にいたら、同じように心が軽くなる言葉がけをしようと思うようになりました。今は私も2児の母なので、この子たちが辛い気持ちになっているときあれば、全力で味方になろうと思っています。

ーそのエピソードについて、お母さまとはなしたことはありますか?
あのときに励ましてくれたから考え方が変わったという話は、お酒を飲みながらよくします。

そんなマナさんは、今年の母の日にはお母さんに無添加食品のギフトを贈る予定だそうです。「健康で長生きをしてほしいです」とお母さんへの気持ちを教えてくれました。

「あなたの味方」という言葉はとても勇気づけられる言葉でしょう。今度は自分の子どもたちの味方になりたいというマナさんの思いも素敵ですね。

※こちらは実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。

ほ・とせなNEWS編集部