札幌市東区にある無人販売店でショーケースから商品が盗まれる被害が相次いでいます。

防犯カメラが大胆な犯行の一部始終を捉えていました。

2月22日、馬肉やユッケなどを販売する札幌市東区にある無人販売店。午後8時ごろ、防犯カメラが捉えたのは、店にやってきた黒っぽい服を着た人物。商品が入っているショーケースを開け、次々と商品を手に取っていきます。その後、会計をするかと思いきや餃子などをバッグに詰め込み、そのまま店を出ていきました。

その2日後・・・

また黒っぽい服を着た人物が店に現れました。今度はショーケースからカゴごと取り出し、商品を手提げバッグに入れていきます。その後もレジを通すことなく次々と商品を詰め込み、店から出ていってしまいました。相次ぐ被害に店のオーナーはー

店のオーナー)

「カバンに入れる姿が同じだから同一人物だと思う」。

永山友菜記者)

「店には入口に防犯カメラが設置されています。そして店内に入ってみると、天井にも複数の防犯カメラが設置されています」。

店には客にもわかりやすい位置に防犯カメラが設置されています。さらに・・・

店のオーナー)

「あまりにも犯行の頻度が多かったので、警察に(被害届を)届けましたよと警告のポスターを貼った」。

しかし、ポスターを張った4月5日以降も被害は止まりません。4月に入るとさらに犯行はエスカレート。13日と14日の2日連続で商品が盗まれました。店によりますとこの3カ月間で同じ人物によるものとみられる被害が8回あり、餃子やユッケ、クレープなど、被害額はあわせておよそ6万4000円にのぼります。店員がいない店で繰り返される悪質な犯行。警察は窃盗事件として捜査しています。

店のオーナー)

「あまりにも続きますと、こちらとしてもこの事業を継続することはできなくなりますので、やっぱりそういう犯罪行為は絶対やめてほしいなと強く思います」。