この季節、苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。国民病とも呼ばれる『花粉症』。今年は、道内で例年に比べ大量の花粉の飛散が確認されています。

花粉症歴20年:「かなりきついですね今年は。のどが痛いのが一番」。

花粉症歴10年:「前までは薬飲んでたが、逆に胃が悪くなっちゃうので、もう耐える。

Q.耐えられている?

花粉症歴10年:「頑張っています。根性で」。

中には、歩きながら鼻をかむ人も。

Q.いままさに?

花粉症歴3年:「苦しいです。

Q.ティッシュ持ち歩いている?

花粉症歴3年:「さっき買いました。たくさんありますよ」.

花粉症歴10年:「鼻がつまって息ができない」.

Q.その横でも?

花粉症歴3年:「耐えられないです」。

なぜこれほどまでに花粉が多いと感じるのでしょうか。

北海道立衛生研究所・平島洸基さん:「札幌の飛散量につきましては、過去10年の平均と比べておよそ2倍程度飛んでいて、多く飛ぶ年ということになります」。

毎日花粉の飛散量を計測している道立衛生研究所。北海道で特に舞っているのが、シラカバ花粉です。とくに今年は、去年の夏の暑さが花粉の量に影響しているといいます。

北海道立衛生研究所・平島洸基さん:「2023年の夏、かなり道内暑かったこともありまして、シラカバの雄花の形成が進む方向に、気候的に適していたのかなと考えております。粘膜を守ることが重要になりますので、マスクや防止眼鏡の着用ですとか、外出から帰った際にはその玄関先で服を払う、花粉を払い落とすなど、そういったことが重要かなと考えられます」。

シラカバ花粉は、来月上旬まで道内の広い範囲で飛散する見込みです。