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4月10日にXに投稿された「ブロッコリーの茎って食べる?」という問いかけに、自分の食べ方やレシピを紹介する人が相次いでいます。さらに翌日には、リプライ欄にはブロッコリーのプロである農家も登場し、話題になっています。

「ブロッコリー農家です」と現れたのは、ブロッコリーを主力とする農業法人である有限会社安井ファーム(@yasuifarm)。

元投稿のリプライ欄で「最近になってうま味成分のグルタミン酸が茎の内部に多く含まれることがわかるなど、ブロッコリーの茎は近年注目を集めているホットな部分です☺️🥦✨茎にも様々な食べ方がありますので、機会がありましたらぜひお試しいただけますと幸いです」と回答。投稿者から感謝の返事がありました。

そのほかにも「皮剥いて油炒めがおいしい」「輪切りにして食べます」など、それぞれの食べ方をおすすめする人たちも相次いでいます。

今回のプロによる“アンサー投稿”に対して、Xでは「さすがプロ」「勉強になる」「知らなかった!早速やってみよう」と反響が広がりました。

ハフポスト日本版が安井ファームに取材依頼をすると、「もちろんオッケーブロッコリー」と快諾してくれました。

茎の食べ方に迷う今回の投稿に関して「当アカウントが発信を始めた2019年2月頃に比べると、この頃はブロッコリーの茎が可食部として見られるようになった実感はあったのですが、まだまだ生産者として世の中に向けて発信を頑張らねばならないと、再認識いたしました」と回答しています。

アンサー投稿をしようと思った経緯については、たくさんの方から「安井ファーム案件」として連絡をもらったことがきっかけとのこと。

また「近年ブロッコリーの生産量は右肩上がりで増加しており、豊作になると供給過多に陥りやすいといったところで、生産者は作るだけではなく食べ方もご提案していかねばならないのではという思いが胸にあり、ご連絡を受けて、本件について向き合うに至った次第です」と説明。反響への感謝も語りました。

ブロッコリーの茎に関しては、「嫌いだから捨てる」というよりも、「食べ方がわからないから捨てる」のではないかと予想。「様々なアプローチから食べ方を提案したい」と付け加えました。

ここで、安井ファーム直伝の茎の食べ方のおすすめをいくつかご紹介します。

安井ファームのおすすめは、「皮ごと5mmにスライスして素揚げ」する方法と、「皮を除いてスライスしたものを白だしとごま油に3時間漬ける浅漬け」。

その他、意外と思いつかない方法として「すりおろす」レシピで、皮をむいてからすりおろし、しらすや塩昆布、あるいはたらこと和えてもおいしいとのこと。

また、実は茎から取り除いた皮も可食部。細かく刻んでから、鰹節とともにバター醤油で炒めたり、細かく刻んでから餃子やハンバーグのタネに混ぜ込むなど工夫することで、余すことなく食べられるそうです。