第76回春季関東高校野球茨城県大会(20日開幕)の組み合わせ抽選会が17日、同県水戸市内で行われ、別表の通りに決まった。地区予選を勝ち抜いた32校にシード4校を加えた計36校が出場。上位2校に与えられる関東大会(5月18日開幕・群馬)の出場権を懸けて争う。

シード校は昨秋の県大会成績に基づき、第1シードから順に常総学院、鹿島学園、水戸一、水戸工が入った。ほかにも昨夏甲子園4強の土浦日大、霞ケ浦なども実力があり、熱戦は必至だ。

常総学院は今春甲子園を経験。連覇に向け、甲子園メンバーだけではない厚い選手層で戦う。投打は140キロ台後半の速球が武器のエース小林と、勝負強い右の強打者、武田が中心。鹿島学園はエースで4番の中根がチームの核。サウスポーの須藤や2年生右腕の東原も控え、投手を中心とした守備で流れをつかむ。

水戸一はエース小川が頼れる存在。守備陣もミスの少ない守りで堅守を築く。水戸工は接戦をものにし、昨秋4強入り。技巧派の吉田を軸に粘り、勝負強さが光る。

1回戦から明秀日立-水城など好カードが登場し、目が離せない。

大会はジェイコム土浦をメインに、ノーブルホーム水戸、笠間市民球場、牛久運動公園野球場の4球場で行われる。関東大会出場校が決まる準決勝は5月3日、決勝は同5日。