茨城県警常総署は19日までに、同県つくばみらい市、会社員、男性(45)が、交流サイト(SNS)で知り合った人物から投資名目で暗号資産「イーサリアム」1920万円分をだまし取られたと発表した。同署でロマンス詐欺とみて捜査している。

同署によると、男性は3月、交流サイトで知り合った日本国籍の女性を名乗る人物から、「あなたと親密になりたい」「私の叔母が投資家で、言う通りに暗号資産に投資すれば必ずもうかる」などとメッセージを送られた。恋愛感情を抱いた男性は4月、詐欺サイトとみられるサイトに2回にわたり、イーサリアム計1390万円分を送った。5月12日ごろ、男性が現金化しようとすると、サイトの「サポート」を名乗る人物から「引き出すには手数料として約800万円分のイーサリアムが必要」などと回答された。男性は引き出し手数料としてイーサリアム530万円分をサイトに送ったが引き出せなかった。