1億円レベルの激レア『ゼルダの伝説』初期版が海外オークションサイトで安価で出品されるも、心優しいユーザーの指摘のおかげで適正価格で出品し直されることになりました。

◆自宅から発掘されたのは激レア初期版の『ゼルダの伝説』だった
海外メディアの報道によると、アメリカ・カリフォルニアに住むKiroと名乗る22歳の人物は、自宅に眠っていたファミコン向けソフト『ゼルダの伝説』を発見。オークションサイト「eBay」にて、過去の落札価格を参考に1万7,000ドル(約255万円)を即決価格として出品したとのこと。

ところが、Kiro氏が持つそのソフトはリリース当時に製造された初期ユニットのひとつであり、2021年に87万ドル(約1億3,000万円)で落札されたこともある激レアアイテムだったのです。

Kiro氏の出品はすぐに落札されたものの、複数の人物から「すぐに3万ドル(約450万円)を現金で直接渡すから譲ってほしい」などの連絡を受け、ソフトがただのゲームソフトではないことに気づき販売をキャンセルしました。

そして、とあるコレクターはKiro氏に対してソフトの希少性を説明し、適切な競売会社を紹介。Kiro氏はそれに従いました。

その後フロリダの鑑定会社によってソフトが正式に初期版であることが認められ、改めてオークションハウス「Heritage Auctions」から出品。結果として28万8,000ドル(約4,300万円)で落札されました。なお、過去の高額落札との差は販売店の値札(29.87ドル)が貼られていることや箱の状態などを考慮したものと考えられます。


コレクターが指摘することがなければ、適正な価格から遠く離れた価格で取り引きされていた可能性もあります。あなたの自宅に眠っているソフトにも、意外なことに高値がつくものがあるかもしれません。