【度会郡】三重県玉城町世古にある約50アールの段々畑で、開花時の出来栄えを来場者の投票で競う「里山ガーデニングコンテスト」が開かれている。12日まで。

 有田、佐田地区の住民らでつくる「清し有田佐田沖環境保全会」が主催。同会が取り組む里地里山保全活動のサポーターづくりのため、たくさんの人に里山の魅力を伝えようと遊休農地を活用し、皇學館大学が協力してコンテストを開いている。

 5回目となる今回は、町内外から参加した14チームが昨年10月末―11月に種をまき、地元住民らと除草作業を実施。現在はネモフィラやポピー、サポナリアなど約15種類の花々が段々畑を彩り、訪れた人が写真に収めて楽しんでいる。

 会場には投票用紙と投票箱を設置し、フォトコンテストも開催。4、5日には地元の農産物や弁当を販売する。

 大藪成明会長は「花畑が自然に溶け込み、生き物もたくさんいる里山の風景を楽しんでもらえれば」と話した。