能登半島地震の津波や火災で甚大な被害を受けた能登町白丸(しろまる)地区で3日夜、地区の代表や町との話し合いが行われ、集団移転の是非について住民アンケートを取り9月頃までに結論を出す方針が固まりました。

白丸地区によりますと、能登町の白丸地区は、能登半島地震による津波で53棟が浸水し、火災で11棟が全焼しました。

この被害を受け、住民から住宅再建に向けた今後の方向性を示してほしいとの声が上がり、3日夜は、白丸地区の区長や住民の代表と町の担当者が集まり協議しました。

協議の結果、新たな組織を立ち上げ、地区内およそ60世帯すべてを対象とした、住民アンケートをとることにしました。アンケートでは、同じ白丸地区の高台に集団移転をすべきかどうかなどを聞くということです。

白丸地区山森賢治区長:
「白丸地区の復興やわね白丸地区の住宅建設をどのようにして行くかそう言う話で、津波にあった場所でもういっぺん地方再建したいのかそれとも他の場所で同じ白丸地区で被害に遭わない場所で再建したいのかそのような方向性をもって組織を立ち上げて行こうかなと」

新たな組織は今月中には立ち上がる予定で、意見を集約した上で9月頃までには結論を出す方針です。