愛媛県西条市に本社を置き、ガソリンスタンドを経営していた山内石油が6月18日に松山地裁西条支部により特別清算開始決定を受けていたことがわかりました。

負債総額はおよそ5億円と見られています。

東京商工リサーチによりますと、1954年創業の山内石油は、ENEOSの特約店として西条市内で3店舗のガソリンスタンドを経営。

法人800件、一般固定客向けのカード発行枚数は2万6000枚に上るなど地元で顧客を確保し、2008年の6月期には売上高およそ17億円を計上していました。

しかし、リーマンショック以降の景気低迷に加えセルフ店との競合などにより業績は低迷し、3年ほど前から債務超過を強いられるなど厳しい経営が続いていたということです。

山内石油は事業を2021年に新たに設立した山内石油に移管していて、今年5月7日に解散し、清算中でした。負債総額はおよそ5億円と見られています。