岩手県内の婚礼事業者２１施設は１８日、結婚式を通した地域活性化を狙いに「いわてウエディング協議会」を立ち上げる。本県の婚姻数はこの３０年で半減し、若い世代の「式離れ」の傾向も加速。苦境に立つ業界の連携を深めて魅力発信や課題解決のノウハウを共有し、カップルの成婚と地元定着を後押しする。

　協議会は、設立を呼びかけた花巻市湯本の花巻温泉（安藤昭社長）が事務局を務め、全県から結婚式や披露宴を扱うホテルや式場など２１施設が参加。１８日に同温泉のホテル紅葉館で設立記念式を行い、公式インターネットサイトを公開する。

　営利を目的としない任意団体として運営し、初年度事業は会員施設の相互訪問と情報交換、全体のＰＲフェア開催などを予定。中長期的な展開は同日以降の役員会で随時検討する。