大船渡市末崎町の多世代交流施設居場所ハウス(鈴木軍平館長)は、東日本大震災で被災した地域の交流拠点として、活動してきた10年間の軌跡をまとめた記念誌を発刊した。高齢者の特技を生かした教室や農園、食堂の運営などで新たな憩いの場を生み出した歴史を振り返り、関係者に感謝の気持ちを伝える貴重な一冊となった。

 記念誌「居場所ハウスの歩み」はA4判、96ページ。開所の経緯や10年間の出来事を各年ごとに紹介。毎月第3土曜の朝市や健康サロン、季節のイベントの様子や老若男女が同施設で交流する日常の姿などを収めた。

 記念誌は同ハウスで2千円で販売。ホームぺージでは一部無料で閲覧できる。問い合わせは同ハウス(0192・47・4049)へ。