遠野市附馬牛町の山林に山菜採りへ出かけ、5月13日に心肺停止の状態で見つかった同市の男性会社員=当時(61)=がクマに襲われ死亡したとみられることが19日、岩手県の統計や消防などへの取材で分かった。

 遠野消防署などによると、男性の顔に引っかかれた傷が複数あった。

 県は、同16日付でクマによる人身被害の死者の件数に、同町で山菜採りに入った60代男性を計上した。クマによる県内の死者は今年初めて。