DJ KOOがパーソナリティーを務めるラジオ番組『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』で、リスナーから寄せられたメッセージを紹介。春になり新たな環境や夢に挑むリスナーに向けて、エールを送った。

 最初に紹介されたのは、東北から上京してきたという新社会人のリスナーからのメッセージ。

「研修では覚えることが多くて大変ですが、業務より自分の方言が気になって少しコンプレックスを感じています。関東出身のKOOさんは方言をどう思いますか?」という質問に対し、DJ KOOは「全然いいと思います!」と回答。

 続けて、「やっぱり周りの人とのコミュニケーション、会話って大切じゃないですか。たとえば、僕のマネージャーは秋田県出身ですが、『秋田ならこれがおいしいんじゃない?』と聞くとそこからコミュニケーションが広がっていくんじゃないでしょうか」とアドバイスを送った。

 ほかにも、春から新生活をはじめた人は数多くいるよう。「人見知りで、新しい環境に慣れるのに時間がかかる」というリスナーからは、「KOOさんのSNSを見ていると誰とでも仲良くしているのが伝わってくるのですが、コミュニケーションを取るときはどういうことを心がけていますか?」という質問が投げかけられた。

 実は、DJ KOO自身も新しい環境に飛び込んでいくのが苦手だったそうで、バラエティ番組に出演する機会が増えた50代後半のころ、控え室で仲良く話す出演者たちの輪にどのように入っていけばいいのか、と思い悩んだこともあったのだとか。しかし、何も話さないままでは本番で話すことも難しい。そこで、以下のような体験談を明かした。

「僕はまず、共演する方の予習をしました。SNSをフォローしたり、勇気を出して『一緒に写真(を撮っても)いいですか?』と聞いたり。その後、フォローしたSNSのDM(ダイレクトメッセージ)で、『先日はありがとうございました』というメッセージとともに撮った写真を送る。とはいえ、相変わらず自分から話題を作ることは苦手なので、『人の話を聞く』ことよりも『人に話を聞く』ことを心がけていますね。話を聞いているときに、『それってこういうことですか?』『そのあとどうしたんですか?』と聞くようにして、コミュニケーションを取ってみると良いかもしれませんね」(DJ KOO)

 次に紹介したのは、専門学校へ通いながらDJになる夢に挑戦しているというリスナーからのメッセージ。

「(DJになる道のりは)厳しいと分かっていますが、諦められません。30歳になるまでは挑戦しようと思っています。ぜひアドバイスをください」というリクエストに、DJ KOOは「いろいろな曲を聴きましょう!」とアドバイス。そのうえで、DJに必要なことについてこのように語った。

「昭和な考え方かもしれませんが、DJは真面目じゃないとなれないです。(DJは)誰よりもいろいろな曲を知っておくべきだと思っています。DJブースに立ってフロアが盛り上がる、その手ごたえを感じられたらもう一生立っていられますよ。それから、『30歳までは挑戦』と書いてありますが、30歳を過ぎてからも挑戦してください! 僕は32歳のときに小室哲哉さんに会ってTRFのメンバーになったので、いつ(人生が)変わるか分かりません。たくさん曲を聴いて、その感動をフロアに届けてくださいね」(DJ KOO)

 新たな生活や夢に向かって努力するリスナーに向け、エールを送ったDJ KOO。番組の最後には、「ほかにもたくさんのメッセージをいただいていますが、スタッフ含め皆で読ませてもらっています。ありがとうございます!」と感謝のコメントを残した。

※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2024年5月4日放送回より