阪神電車沿線に『甲子園百年辞典』車両が20日(水・祝)、登場します。中吊り広告がすべて阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、以下 甲子園球場)にまつわる100の言葉を紹介する“辞典”になっているもので、大阪梅田〜山陽姫路間と神戸三宮〜近鉄奈良間の車両2編成(各6両編成)が運行するほか、阪神大阪梅田駅の改札内には広告が出現しています。

 甲子園球場は今年8月1日で100周年を迎えます。プロ野球・阪神タイガースの本拠地として、また18日に開幕した春のセンバツや夏の全国選手権大会では高校球児の聖地として親しまれてきました。

 同企画では、「魔物」「六甲おろし」「夢の舞台」「野球の聖地」「アレ」「阪神園芸」、さらに「怪物」「最後の夏」「猛虎打線」「バックスクリーン三連発」など、甲子園球場が名ドラマとともに生み出してきた言葉を100個ピックアップ。一般的な用語も、阪神甲子園球場ならではの意味合いで紹介します。

 運行は期間限定。20日(水・祝)に始まり、大阪梅田〜山陽姫路間は31日(日)まで、神戸三宮〜近鉄奈良間は26日(火)までとなっています。また、阪神電車大阪梅田駅ホームのデジタルサイネージ、1番線ホーム、西改札内の広告掲示は18日に始まっていて、こちらは24日まで見ることができます。

 阪神電気鉄道株式会社 甲子園事業部 入場券担当の斎藤さんは、「ライトスタンドで六甲おろしを歌って盛り上がったり、高校球児の全力プレーに涙したり、今回ご紹介した『言葉』の周りには、人の数だけドラマがあると思っております」とコメントしています。

 また、今企画のクリエイティブディレクター・プランナーを務めた面白法人カヤックの藤原慶太さん(西宮市出身)は「幼い頃から足を運んでいた阪神甲子園球場の歴史100年の記念企画にお力添えできたと思うと、とても光栄で感慨深いです」と感激を伝えました。