海外でのプレー経験を持つ元プロサッカー選手と、五輪金メダリストのソフトボール元日本代表が、ラジオ番組にゲスト出演。「自分の子どもにどのようにスポーツをさせるべきか」について、元アスリートとしての目線で語りあいました。

 ソフトボール元日本代表の三科真澄さんは数年前に結婚し、現在は息子さんに恵まれています。また、元プロサッカー選手で現在は人材サービス業を経営する星野崇史さん(株式会社Maenomery代表取締役CEO)も2人の息子さんの父親。番組内で「子どもにスポーツをさせるか」という話題になると、元アスリートとしての親の思いが交錯する様子が見受けられました。

 元ソフトボール選手である三科さんは、ソフトボールや野球といった自身に馴染みの深い競技だとアドバイスがしやすいが、子どもが興味関心のあるスポーツを経験させたいと考えているのだそう。

 一方の星野さんは、元プロサッカー選手ということもあり、「なんとかサッカーと子どもをつなげたいが、妻からは『チャラい競技はやらせない』と止められている」とコメント。これには、番組パーソナリティーの中田仁之さんから「星野さんはチャラいけど、サッカーはチャラくない」とツッコミを入れられていました。

 2人は、「子どもたちにスポーツをどのように教えるか」「親がどの程度関与すべきか」についても意見を交換しました。

 三科さんは、自分の親からの指導が厳しく「親に口出しされて嫌だった」と過去の経験を語り、(スポーツの指導で)どう子どもに接するか悩んでいる様子を示しました。これに対して、星野さんは「親から厳しく指導された選手のほうが上に行けたケースが多い」と感じているといいます。

 番組内では、オリンピックなどの大会を通じて多様なスポーツを知り、子どもたちが自分の興味に基づいて選べるよう、多くの選択肢を提供することが重要だという話題も出ていました。

※ラジオ関西『アスカツ!』2024年4月20日放送回より