群馬県警高崎北署は17日、過失運転致傷の疑いで高崎市の自称会社員の男(35)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午後8時40分ごろ、同市足門町の県道高崎渋川線で乗用車を運転中、横断歩道を歩いて渡っていた同市の男性(75)に衝突して負傷させた疑い。

 同署によると、「高齢の男性をはねてけがをさせてしまった」などと容疑を認めている。

 男から「車と歩行者の人身事故があった」と110番通報があり、同署員が現場に駆けつけたところ、フロントガラスや前部が破損した車を示して「この車で人をはねた。直前まで人がいることに気付かなかった」などと説明したため、現行犯逮捕した。

 男性は高崎市内の病院に搬送され、右頬骨や右鎖骨の骨折、急性硬膜下血腫などの重傷を負った。男にけがはなかった。同署が事故原因を調べている。