子どもが保育園・幼稚園や小学校に通うようになると必ずついて回るのが「上履き洗い」。学校や地域によっては学期ごとにしか持ち帰らないというところもあるようですが、大抵は毎週末に持ち帰ってきて洗い、月曜日に再び持って行くというパターン。考えてみると10年近くもこの作業が続くんですよね

そんな上履き洗い生活が通算10年目に突入した我が家ですが、このタイミングで最強のアイテムに出会ってしまいました……!

洗濯機で上履きを洗える、シューズ専用の洗濯ネット

幼稚園の頃は筆者が洗っていた子ども達の上履き。しかし毎週末洗うのが面倒で、確認してあまり汚れがひどくない時にはそっと上履き入れに戻し、そのまま翌週に持たせることもありました。

小学校に上がってからは「上履き洗いは自分でする」というルールを設けて、子ども達が自らするように。しかし子どもが洗ったものを見てみると「もしや濡らしただけなのでは?」と思うほど全く汚れが落ちておらず、結局親が仕上げ洗いをして二度手間になってしまうこともしばしば。習い事の大会などが重なると忙しくて子どもが自分で洗う時間が取れないことも……。

 「そうじの神様 シューズ丸洗いブラッシングネット」税込1,980円筆者が促さなければ一生洗わない勢いの息子にしびれを切らし、「そうじの神様 シューズ丸洗いブラッシングネット」(KBセーレン)なるものを購入してみました。面倒な上履き洗いを洗濯機で済ませることができるというシューズ専用のネットです。お値段は税込で1,980円。

ネット内側の生地が特殊ブラシになっている

100均のシューズネットとの違いは“びっしりブラシ”

シューズ専用ネットは100円ショップなどでも売っていますが、筆者がなぜこの商品を選んだのかというと、ネット内側の生地が特殊ブラシになっていてネット自体が汚れを落とす役目も果たしてくれるから。

ネット内側の生地が特殊ブラシになっているベルカップル®糸というものを使用していて、髪の毛よりも細い高密度ブラシが汚れをかき落としてくれるのだそう。さらにクッション効果もあり、洗濯機で洗っても靴を傷めにくいというメリットもあります。

ループ付きで洗ったらそのまま乾かせるループ付きで、洗ったらそのまま乾かすことも可能です。



汚れの落ち具合は? 衝撃の結果が待っていた!

早速週末にブラッシングネットを使って洗ってみることに。子どもが上履きを持ち帰ってくるのがこんなに待ち遠しかったのは初めて。

洗う前の汚れを溜め込んだ上履き洗う前の2週間分の汚れを溜め込んだビニール製の上履きには、履いたまま校庭で遊んだのかと思うほど全体的に茶色い砂汚れが。ゴムバンドも汚い……。

真っ黒になっている上履きの裏そして裏も真っ黒。靴裏の黒い汚れは手洗いする時にもブラシでかなり力を入れないと落ちないので、ソールの汚れまで洗濯機で落としてくれるわけではないのは重々承知。ソールや汚れのひどい箇所はブラシで軽くこすって予洗いすることをおすすめします。

しかし今回はネットの実力のみを検証したいので、あえて一切予洗いせずにこの最高に汚い状態のままネットに入れて洗濯機へ。洗濯が終わり、ドキドキしながら上履きを取り出してみると……

正直、きれいになるわけがないと思っていた

全体的に白くなった上履き全体的に白くなってる! いつもブラシで頑張って落としている汚れが何もせずネットに入れて洗濯機を回すだけできれいになるわけがない、と正直期待していなかったので驚きです。

 before・afterを並べてみるとこの通り表面がこすれて傷のようになっていた部分の着色汚れは消えていませんが、砂・泥が原因だと思われる茶色い汚れは一掃。ゴムバンドも綺麗になっていました

黒い汚れが若干白くなった程度のソール1ミリも期待していなかったソールに関しては、びっしりこびりついていた黒い汚れが若干白くなったかな、程度。やはりソール部分は予洗いが必要です

 オキシ浸けをした後、ソール部分を軽くブラシでこすってからネットに入れて洗ったのがこちらちなみにオキシ浸け(※)をした後にソール部分を軽くブラシでこすってからネットに入れて洗ったら、驚くほど真っ白になって気持ちがいい! こするのはソール部分のみなので十分時短になります。(※編集部注:オキシ浸けは、酸素系漂白剤オキシクリーンを使ったつけ置き洗いのこと)



何かと忙しい週末に心の余裕が生まれる

洗濯機で脱水までしてしまえば、干してもあっという間に乾きます。ソールの頑固な汚れはネット+洗濯機だけではなかなか対処できないものの、全体的な汚れはきちんと落ちるので、毎週ネットで洗って1ヶ月に1度だけ漬け置きをしたりソールをブラシで軽く予洗いをするなど工夫をすると◎。

週末の負担が減っただけでなく手荒れを防げるのも嬉しい。毎週の上履き洗いからはあと2年ほどで解放される我が家ですが、このタイミングでも買ってよかったと思える優秀アイテム。入園・入学グッズの1つとして用意しておくとかなり心強いですよ。

<写真・文/鈴木美奈子>

【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。