土木建築をはじめとする様々な事業を展開する建設会社の安藤ハザマは4月30日、レーシングドライバーのJujuとスポンサー契約を締結したことを発表した。

 3月のスーパーフォーミュラ開幕戦に18歳の若さで出走し、スーパーフォーミュラの史上最年少ドライバー、そしてシリーズ初の日本人女性ドライバーとなったJuju。開幕前から大きな注目を集めてきたが、開幕戦は17位完走。5月には、経験の乏しい九州のオートポリスでの第2戦を控える。

 その第2戦を前にして、Jujuに新たなスポンサーがつくことになった。それが建設会社の安藤ハザマだ。同社はプレスリリースの中で、「若手女性アスリートとして、男性中心であるモータースポーツの世界で、世界を舞台に女性活躍の場を開拓していく状況は、建設業とも共通するところであり、また、先駆者がいないステージへ挑戦する姿勢は当社の価値観とも重なり共感できることから、今後のJuju選手の活動をサポートさせていただくべく、スポンサー契約の締結に至った次第です」と説明している。

 この契約に伴い5月のオートポリス戦からは、Jujuが乗るTGM Grand Prixの53号車、そしてJujuのレーシングスーツやヘルメットに安藤ハザマの社名ロゴが掲示されるという。リリースによると、同社のロゴはエンジンカウルのシャークフィンの部分に入れられることになりそうだ。

 マスメディアなどへの露出により、その注目度が日に日に高まっているJuju。そんなJujuをサポートするスポンサーも、次々と増えているような状況だ。2月の体制発表時にお披露目されたマシンにはエンジンカウルやサイドポンツーンにスポンサーロゴが少なくやや寂しい状況であったが、開幕戦では健康食品などを手掛けるフォーデイズのロゴがサイドポンツーンに、そして物流企業のジャパンロジスティックス(JALOX)のロゴが、チームメイトの松下信治が乗る55号車も含めた2台のエンジンカウルに新たに入れられた。