MotoGPに参戦するグレシーニは、アレックス・マルケスとの契約を2025年シーズンまで延長したようだ。

 2020年にホンダからMotoGP最高峰クラスにデビューしたアレックス・マルケス。ホルへ・ロレンソが引退したことで空いたレプソル・ホンダがその1年目のマシンだった。その後LCRホンダに移籍し、MotoGPを戦ったが、ホンダ陣営は軒並み低迷。2022年限りでホンダ陣営を離れ、翌年からはドゥカティ陣営のグレシーニに加入することになった。

 グレシーニでの1年目には2回の表彰台を獲得。イギリスGPとマレーシアGPでは、スプリントレースでの優勝も経験した。そして2024年には、チームメイトとして実の兄であるマルク・マルケスを迎えた。

 マルク・マルケスは今季限りでグレシーニを離れ、来季からドゥカティのファクトリーチームに移籍することが決定。一方でアレックス・マルケスは、グレシーニとの契約延長を選んだようだ。近日中にも正式発表がなされるものと見られている。

 MotoGPの2025年シーズンの各チームのシートは、急速に埋まりつつある。

 マルク・マルケスがドゥカティのファクトリーチームのシートを手に入れ、ホルへ・マルティンとマルコ・ベッツェッキがアプリリアへの移籍を決定。さらにマーベリック・ビニャーレスはアプリリアを離れ、テック3・KTMに加入し、エネア・バスティアニーニとコンビを組む。またKTMのファクトリーチームは、ペドロ・アコスタとブラッド・ビンダーの組み合わせとなることも決まった。

 なお昨年まで2年連続でMotoGP王者に輝いているフランチェスコ・バニャイヤは、今シーズン開幕前にドゥカティとの契約を延長。ファビオ・クアルタラロもヤマハとの契約を2年延長した。

 ホンダ/HRCは、ルカ・マリーニとヨハン・ザルコとの契約を2025年末まで締結。ジョアン・ミルも陣営に残るものと見られている。