熊本市の小学校教師が、児童とのサッカーのプレー中に、体をぶつけられたことに腹を立て、児童に暴行したことが体罰と認定されました。

 熊本市教育委員会によりますと、小学校の教師が、昨年度の3学期の昼休みに、児童らとサッカーをしていた際、ボールを奪おうと体をぶつけてきた児童に腹を立て、衣服を持って児童を地面に投げつけたということです。さらに、転倒した児童の胸元をつかんで引き上げ、児童の体を揺すったとしています。

 児童は、頭部と顔面に打撲を負っていますが、登校を続けています。

 また、教師はカッとなって救護活動をしておらず、他の児童らが校長室で事情を説明し、保健室に当該児童を連れて行ったことで学校側が把握しました。

 この教師は「申し訳ありませんでした」と話しているということで、現在、授業などの担当から外れています。

 熊本市教委は、今後、処分を検討するとしています。