山形市の佐藤孝弘市長は23日の定例記者会見で、村井嘉浩宮城県知事が「廃止も一つの考え方」とした国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について、スポーツ振興の意義を踏まえ「続けていくことが望ましい」と話した。大会存続を支持する吉村美栄子山形県知事に同調した形だ。
 2月の冬季大会スキー競技会でジャンプの会場だった同市は雪不足を受け、直前にあった女子ワールドカップ開催時に雪を搬入した経緯がある。
 佐藤市長は「責任を持ち環境を整備したが、負担が生じたのも事実。(大会の存続には)国からの支援があってもよい」と要望した。