■目の前にヒグマ 観光客「怖い」

 ゴールデンウィークには遊覧船がにぎわう北海道の知床半島では…。

撮影者
「ほら、クマ。怖い」

 観光客も通る車道に3日、ヒグマが現れます。

撮影者
「窓、閉めなって」

 ノシノシと近付いてきます。

撮影者
「何かくれる人がいるからこういうことするんだよ。刺激するな」

 午前11時すぎ、休日のドライブを楽しんでいた夫婦が目撃。停車中の車内から撮影しました。

ヒグマを撮影した武田真樹子さん(61)
「知床五湖を見に行こうと思っていたが、前の車が止まっていたのでどうしたのかなと思って、よく見るとクマがいた。前の車の運転席の方をのぞき込むような感じで、ゆっくりゆっくりうちの車にも近付いてきて、何か食べ物がないかなというような顔をしているように思った。とても怖かった。私たちはオートバイも乗るから」

 脳裏に浮かんだのは、この映像。

ヒグマを撮影した武田真樹子さん
「根室の軽トラックが山菜採りに入って親子グマがいて、母グマに襲われた映像が最近流れていて、母グマがすごく攻撃的で怖かった。(映像を)見たばかりだったから。うちの車にも取っ掛かってきたらどうしようと思った」

■出没 相次ぎBBQ中もクマ“警戒”

 山形市では、河川敷でバーベキューを楽しむ家族連れからクマの出没を警戒する声が…。

キャンプを楽しむ家族
「小さい子どもがいるので危険」
「(クマが)出たら逃げられる気がしない。怖い」

キャンプを楽しむ人(40代)
「クマが出るという旗があるので心配」

 山形県庁がある市街地からも近い河川敷付近では、ゴールデンウィークにクマが目撃されています。

 周辺でも出没が相次いでいるため、異例の注意喚起が行われました。

小学5年生(10歳)
「クマ鈴買ってきた。クマが嫌いなので。こうやって歩いている」

キャンプを楽しむ人
「逃げ道は確保したい。どこから来るか本当に分からない」

キャンプを楽しむ人(70代)
「ごみは持ち帰るようにする。そのままにしていく人もたまにいる」

 生ごみを放置するとクマを寄せ付ける恐れがあるため、自治体や専門家は注意を呼び掛けています。