住人の就寝中に無施錠の窓などから集合住宅に侵入し現金などを盗んだとして、県警捜査3課と宮前署などは8日、住居侵入と窃盗の疑いで、埼玉県新座市、建設作業員の男(70)=別の窃盗容疑などで逮捕=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、2月17日午後10時ごろから同18日午前6時半ごろまでの間、横浜市青葉区の女性(71)方に侵入し、現金約5万円やリュックサックなど計27点(計約5万8千円相当)を盗んだ、としている。

 同課によると、男は「間違いありません」と供述、容疑を認めている。

 女性宅は4階建てマンションの1階で4人暮らし。4人とも就寝しており、男は無施錠の掃き出し窓から室内に侵入した。

 男は無施錠の集合住宅に深夜から未明にかけて忍び込む手口で、調べに対し「2021年ごろから神奈川、東京、千葉、埼玉で200件くらい盗みをやった」などと話している。

 県内では同様の手口による被害が22年夏ごろから今年4月にかけて、川崎市や横浜市北部などで約50件(被害総額約300万円)確認されており、関連を調べている。