豊かな自然に恵まれた神奈川県三浦市・小網代の森が今月から、4日間だけ夜間開放される。森に生息する貴重なゲンジボタルを観察してもらうためで、管理する県はルールを守りながらの観察を呼びかけている。

 小網代の森(広さ約70ヘクタール)では、4〜9月の開場時間は午後6時までに限られている。原則として毎年、ホタルが幻想的に舞う時期だけは期間限定で夜間開放している。

 今年は今月24、25、31日と6月1日の計4日間、午後9時(入場は午後8時)まで開放する。開場区域は引橋入口〜宮ノ前峠入口の散策路約1キロ。

 ホタルは一般的に天気が良く、湿度の高いときに多く出現する。森の中は街灯がないため、懐中電灯などが必要。来場者が多数の場合は入場制限を行う。雨天中止。

 問い合わせは、県自然環境保全課電話045(210)4310。