5月2日、園田競馬場で行われた11R・兵庫大賞典(4歳上・ダ1400m)は、廣瀬航騎乗の1番人気、タイガーインディ(牡7・兵庫・保利良平)が快勝した。5馬身差の2着に2番人気のドンカポノ(牡6・兵庫・田中一巧)、3着にナムラタタ(牡5・兵庫・玉垣光章)が入った。勝ちタイムは1:28.7(稍重)。

 レースは大方の予想通りディアタイザンの逃げで始まり、大本命のタイガーインディは外3番手の絶好のポジションを確保。3コーナーで労せず先頭に立つと直線は余裕の独走で栄光のゴールを駆け抜けた。

1着 タイガーインディ
廣瀬航騎手
「緊張しました。いつもと変わらずやる気満々でした。スタートが決まっていい位置を取れたのが大きかったです。3コーナーで前が止まったし、溜めていても仕方ないので一気に行きました。直線で後ろがくると思っていたから着差ほどの余裕はなかったけど強くなってます。担当さんがしっかり仕上げてくれたおかげです」

保利良平調教師
「(次走は)順調ならオグリキャップ記念を予定」

2着 ドンカポノ
下原理騎手
「いい位置が取れたし道中の手応えも良かったので4コーナーで外に出した。思ったほど伸びなかったけど、内を突いてればもっと楽に2着はあった。きょうは勝ち馬が強すぎました。返し馬の感じは前回より良かったし、まだまだ良化の余地はあるし距離が延びても大丈夫」

4着 サンロアノーク
吉原寛人騎手
「内に潜り込みたかったがコーナーワークが下手なので外を回らされた。年齢の割りに馬体は若いし、内枠ならもうちょっと面白かったのでは」

5着 ディアタイザン
杉浦健太騎手
「調子は良かったしスタートも決まったのでハナへ。逃げて自分の競馬はできた。メンバーを考えれば走ってます」

6着 テーオーターナー
大柿一真騎手
「ペースが違うので道中は気合を入れ通し。その割りには踏ん張ってるし、この経験が次に生きると思う」

7着 オーバーディリバー
赤岡修次騎手
「能力はあるけど直線が短いので脚を余した。この馬は直線の長いコースでないと持ち味を出せない」

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吉村「出負けしたのがすべて」

兵庫大賞典 口取り (C)兵庫県競馬組合

8着 ハナブサ
吉村智洋騎手
「出負けしたのがすべて。きょうは位置取りの差が大きすぎた」

タイガーインディ 27戦7勝
(牡7・兵庫・保利良平)
父:シニスターミニスター
母:モンターニュドール
母父:ヘネシー
馬主:伊藤和夫
生産者:友田牧場

【全着順】
1着 タイガーインディ
2着 ドンカポノ
3着 ナムラタタ
4着 サンロアノーク
5着 ディアタイザン
6着 テーオーターナー
7着 オーバーディリバー
8着 ハナブサ
9着 エイシンギアアップ
10着 ケンジーフェイス
11着 サンセットベリー
12着 サラコナン