官製談合などの疑いで福島県石川町長らが逮捕・送検された事件で、警察は他にも漏えいがあった可能性があるとみて捜査しています。

この事件では、町発注の道路工事の入札を巡り、町長の塩田金次郎容疑者(76)が予定価格を漏らした疑いで、また、落札した建設会社の元社員関根徳夫容疑者(69)と添田保雄容疑者(63)の2人が適正な入札を妨害した疑いで逮捕・送検されています。

関根容疑者と添田容疑者は入札の担当で、町の入札記録によりますと、2019年度から2人が退職する2023年7月までに落札した町発注の工事11件のうち9件が98%台と高い落札率でした。

警察は、他にも予定価格の漏えいがあった可能性があるとみて捜査しています。