2023年9月の大雨による被害を受けた、いわき市の国宝・白水阿弥陀堂。

庭園などの復旧作業が終わり、再び利用できるようになりました。

2023年9月の記録的な大雨で、被害を受けた国宝・白水阿弥陀堂。

本堂は床上浸水し、敷地内にある庭園の池や遊歩道が泥で覆われました。

【根本晃希記者】

「流木や分厚い泥が溜まっていた池ですが、今ではすっかりきれいにされています。」

あれから約10カ月。泥を取り除いたり、水を排出する復旧作業が6月末に完了した庭園や遊歩道などへの立ち入りが、再び出来るようになりました。

市内から訪れた人は「大雨の被害から見て、結構復旧されていてびっくりしました。」と話していました。

2日は早速、朝から観光客が訪れ、建立された平安時代当時の状態を再現したという遊歩道の散歩などを楽しんでいました。

白水阿弥陀堂を管理する願成寺の赤土隆行住職は「これだけ奇麗に元通りの以上になり、感謝したいと思います。」と述べました。

一方、床上浸水した本堂は土台部分の泥を取り除いたり、防火設備を移動させるなどの復旧作業が続けられています。

赤土住職は「一日も早く復旧して、元通りの姿に戻りたいと思います。」と話していました。

全てが復旧するのは2024年度内の予定です。