鹿児島市は、生後1カ月の乳児の健診について、公費負担を開始します。

これまでは自己負担でしたが無料で受診できるようになります。


(鹿児島市 下鶴 隆央市長)

「子どもの身体発育状況や栄養状態、そして身体の異常があった場合の早期発見が期待されるということ 子育てに関するお悩みも含めて相談をする絶好の機会になるだろうと考えて実施をするものです」


 2日の定例会見で下鶴市長が発表しました。


 母子保健法で義務付けられている公費負担による健診は1歳6カ月児と3歳児が対象で、鹿児島市ではこれに加えて3〜4カ月児、7〜8カ月児、1歳児健診を

任意で実施してきました。



 1カ月児健診に関しては、これまでは最大で数千円かかっていましたが、公費負担が始まることにより、今後は無料で受診することができます。


 事業費は約1200万円で、そのうち半分が国の補助金、約600万円が市の負担となります。


 対象は、今月1日以降に生まれ、1カ月児健診の受診日時点で鹿児島市に住民登録のある乳児です。

里帰り出産なども考慮し、県内の産科医療機関であれば自己負担なく受診でき、

県外で受診する場合も手続きをすれば払い戻しが可能だということです。