「怯えて仕事をしている」などの訴えが相次ぎました。

佐世保市の佐世保実業高校などを運営する学園の女性理事長が部下に日常的に暴言を浴びせるなどのパワーハラスメントをしている疑いがあることが分かりました。

パワハラの疑いが持たれているのは、佐世保市の「学校法人 佐世保実業学園」の40代の女性理事長です。

関係者によりますと、佐世保実業高校では、この理事長が就任した2019年度からの5年間で教職員78人が退職していました。

2024年3月、学校が教職員に対してアンケートを行ったところ「女性理事長から暴言を吐かれた」との訴えが相次いだということです。

「屋上から飛び降りるか?」
「猫でも分かる。なんで分からん?」

ほかにも、「女性理事長に2時間以上説教された」「書類を投げられた」「意見を言うと感情的になり、無視や、減給をされることがあった」といった回答や、「女性理事長と話をする時手足が震える」「おびえて仕事をしている」「パワハラが原因で適応障害の診断を受け、休職した」など精神的な影響についての回答もあったということです。

女性理事長はパワハラの事実を認めていないということです。

学校側は 近く緊急の理事会を開き今後の対応を検討するほか、保護者に対しても
説明会を開きたい考えです。