今年の夏に県内などで高校生のスポーツの祭典「北部九州総体」が開かれます。

弓道が行われる島原市の高校生たちが競技に必要な「弓立」を製作しました。

インターハイの開幕まで100日となった4月11日、島原工業高校の建築技術科の生徒などが、製作した「弓立」を実行委員会に贈りました。

島原市は今年8月の北部九州総体で弓道競技が行われ、全国から団体戦の男女それぞれ48校と個人戦に出場する選手、監督など約1000人が訪れる予定です。

選手が競技中に使う「弓立」が足りなくなることから、市の実行委員会が高校生に製作を依頼していました。

島原工業高校建築技術学科 平尾春樹さん
「工業高校としてものづくりで関わることができ嬉しい。大切な弓を立てる台のため、様々な選手に気持ちよく使ってもらえるよう丁寧に製作した」

実行委員会会長 古川隆三郎 島原市長
「同じ世代の高校生が色々なかたちで関わってこそ、本当のインターハイを開催できるものと思っていたので、その始まりとして工業高校の生徒がこのような思いを寄せてもらえたことに感謝したい」

「弓立」は生徒たちが1台あたり、1週間かけて作り上げていて、今年7月までに20台を用意することにしています。