佐世保市の50代の女性が現金530万円をだまし取られるニセ電話詐欺の被害にあいました。

5月10日、この女性の携帯電話に厚生労働省の職員を名乗る女から「警察があなたを薬事法違反で捜査している」とうその電話がかかってきました。

そして警視庁捜査第二課の「ヨシダ」を名乗る男が、「家宅捜索を行う予定だ」などとうその電話をかけました。

男はLINEのビデオ通話を使い、警察官の制服姿を見せたり東京地方裁判所と書かれた「差押命令状」や「機密厳守条例同意書」などの写真を女性に送り付け、信じ込ませていました。

最後に検事の「ササキ」を名乗る男は、金を警察の一時預かり口座に移動させなさい、と言って現金530万円をだまし取りました。

警察は「警察からLINEを使って被害者に連絡することはない」として注意を呼びかけています。