今回起きた太陽光発電設備の火災について詳しく見ていきます。

ハヤシエネルギーシステムのHPなどによりますと、鹿児島県伊佐市には6つの太陽光発電所があります。

今回火災が発生したのは、伊佐市大口大田にある2017年2月に開所した総出力1200キロワットの6号機高柳発電所です。

HPによると、高柳発電所には昼間に蓄えた電力を夜間に送電するシステムが導入されています。

関係者によりますと、この発電所で使われていたのはリチウムイオン蓄電池ですが、そこに消防が水をかけて火を消せない理由がありました。

九州電気保安協会によりますと、携帯電話のバッテリーに水をかけるのと同じで、電気設備に水をかけるとショートしてしまい、感電や爆発のおそれがあり、電気火災の場合は水での消火ができないということです。

今回の火事もリチウムイオン蓄電池が設置されていた建物が燃えていたことから、消防は放水することができず、火が消えるのを待つしかなかったいうことです。