本場大島紬の魅力を広くアピールする「本場大島紬クイーン」に選ばれた2人が10日、鹿児島市役所を訪れ、鹿児島を代表する伝統的工芸品の魅力をPRしました。

鹿児島市の下鶴隆央市長を訪ねたのは2024年本場大島紬クイーンに選ばれた鹿児島市の専門学校生・瀬戸愛麗さんと、韓国籍で日置市の国際交流員・林(イム)アルムさんです。

2人は2月、本場大島紬織物協同組合が募集したコンテストで約70人の中から本場大島紬クイーンに選ばれました。

サクラの花をちりばめた「白大島」や伝統的な古典柄をあしらった「泥大島」を着た2人は下鶴市長にさっそくその魅力を伝えていました。

瀬戸愛麓さん
「若い世代の人が憧れるようなクイーンになり『私も(大島紬を)着たい』と思ってほしい」

林アルムさん
「私は外国人という弱みを強みに変えて、海外の人にも大島紬の魅力を伝えたい」

2人はこれから2年間、県内外の物産展などで本場大島紬のPRを行っていくということです。