鹿児島県内産の茶葉を100パーセント使用した紅茶を全国で販売する2つの大手飲料メーカーが鹿児島県とタッグを組み、県産の紅茶などをPRする取り組みが始まり、メーカーの関係者らが県庁を訪れ、意気込みを語りました。

30日、県庁を訪れたのは、アサヒ飲料と、ポッカサッポロフード&ビバレッジの関係者ら計6人です。

この2社は鹿児島県産茶葉を100パーセント使った紅茶を全国で販売しています。

品質の高い県産紅茶の魅力や、和紅茶のすばらしさについて多くの人に知ってもらおうと、30日からこの2社は、それぞれが生産した和紅茶のティーバッグやペットボトル入りの和紅茶がSNSを通じて抽選で100人に当たるキャンペーンを始めました。

また、6月には、東京のアンテナショップで試飲会を開き、県産紅茶の認知を広げていきたい考えです。

アサヒ飲料マーケティング本部・安江奈美子副本部長
「(鹿児島県が)和紅茶に携わってきたからこそ培われたものの集大成だと思っている。ぜひ全国の皆さんにも和紅茶のすばらしさを知ってもらいたいし、3者共同で周知活動を進めていきたい」

鹿児島県によりますと、2022年度の紅茶の生産量は全国で272トンで、そのうち鹿児島県は220トンと約8割のシェアを占めていて、2021年度に続き、2年連続で全国1位となっているということです。