サッカーJ2・鹿児島ユナイテッドFCは3日、アウェーでロアッソ熊本と対戦。
2点リードされながらも試合終了間際の劇的ゴールで引き分け、勝ち点1を手にしました。

ゴールデンウィーク3連戦の2試合目は熊本との九州ダービー。2000人以上の鹿児島サポーターが駆けつけました。

しかし前半2分、ユナイテッドは熊本のセットプレーからこぼれ球を押し込まれ、立ち上がり早々失点してしまいます。

嫌なムードが漂いますが、ユナイテッドの攻撃にも徐々に流動性が生まれます。

前半14分、中原のパスから野嶽が強烈なミドルシュートを放ちますが相手キーパーの好セーブに阻まれます。

さらに17分、前線で田中がボールを奪い五領へ。五領が切り返して田中!しかしこれもキーパーにはじかれます。

前半は熊本より多くのシュートを放ちながらも得点に至らず、0対1で折り返します。

後半14分には熊本に追加点を許し、2点のビハインドに。

しかし苦しい中でもユナイテッドの選手は諦めていませんでした。

後半34分、途中出場の西堂の縦パスに、こちらも途中出場のンドカチャールス、ディフェンスを2人かわして、シュート! ンドカの移籍後初、J2初ゴールでまずは1点を返します。

そして、試合終了間際、左サイドで途中出場の星がボールを持ちゴール前に精度の高いクロスボール!これがゴールネットに吸い込まれます。

星の今シーズン初ゴールでユナイテッドが土俵際、2対2の同点に!サポーターの応援を力に最後の最後に追いついたユナイテッド、アウェーで勝ち点1をもぎ取りました。

執念の同点ゴール 鹿児島ユナイテッドFC・星広太選手
「試合には勝ててないですけど、とりあえず追いついたのはすごく良かった。2点ビハインドでしたけど、サポーターの声援がすごく力になりましたし、サポーターのおかげで追いつけた同点だった」

ユナイテッドの次の試合は早くも3日後にあります。ゴールデンウィーク最終日、6日、白波スタジアムでベガルタ仙台と対戦します。