5月23日(木)深夜に第6話が放送されたドラマ「社内処刑人〜彼女は敵を消していく〜」。
内気な性格から、日々、同僚からパワハラを受ける派遣社員の浅見ほのか(生駒里奈)。そんな彼女の会社に、同じく派遣社員として入ってきた深瀬のぞみ(中村ゆりか)。

ほのかは、のぞみと出会い親しくなったことで、日常に光を取り戻す一方、のぞみの入社後、社内で様々な不穏な事件が次々と起こる…
予想のつかない今季注目の復讐エンターテインメントドラマです。

社内での殺人事件や、社員の自殺未遂など、シリアスな場面が多いドラマですが、ストーリーが進む中で、1人触れずにはいられない人物がいておりまして…、
それが、白馬不動産のビッグクライアント、そして、のぞみの過去を知る謎の男、副島陽太(猪塚健太)。

(第2話より)

彼、なんというか、本当に、「つかみどころのない男」で…。

というのも…例えば、第2話。オフィスで同僚が首を吊り自殺未遂をしていたという、なかなかインパクトのあるシーンがありましたよね。現場で社員たちが唖然とする中で、副島はハイテンションで現れ「犯人はこの中にいる!」と断言したり…

(第2話より)

古畑任三郎のモノマネを交えて、事件の真相を予想したり…

(第2話より)

「なんだこの人!?こんなシリアスな場面でふざけるなんて!」と思っていた矢先、急に「タイルカーペットがずれているのは争ったからでは?これは殺人事件の可能性がある」など、真髄を突くような発言をしたり…

急に人が変わったかのような真剣な表情で、このドラマ最大のキーワードとなる「5年前を思い出すなぁ」と、周囲をピリつかせる発言をしたり…

(第2話より)

重いテーマのドラマにおいて、肩の抜ける時間を与える一見ただのムードメーカー的存在なのかと思っていましたが、彼は様々な場面でふと表情を変え、展開を進める重要な発言をする。

こういうキャラクターって、社内処刑人のようなシリアスなドラマには必ずといっていいほど登場しますよね。緊張と緩和をもたらす登場人物がいるからこそ、シリアスな場面が来た時に、重々しい雰囲気が一層伝わるという作用があるのでしょうか…?

ストーリーの本質を追うとともに、主要人物以外の登場人物に焦点を当てて、ドラマの展開を楽しむのも1つの楽しみ方ですね!

【社内処刑人】番組HP