2024年4月10日、トヨタの米国法人は新型「4runner」を世界初公開しました。日本でも、同車のデザインについて様々な評価の声が数多く届いています。

「現代版ハイラックスサーフ」のデザインどう思う?

 トヨタの米国法人(以下、トヨタ)は2024年4月10日、新型3列シートSUV「4runner(以下、フォーランナー)」を発表しました。
 
 同車は、かつて日本でも「ハイラックスサーフ」の名で親しまれた車種ですが、新型モデルのデザインは日本でどのように受け止められているのでしょうか。

 フォーランナーは、1984年に登場したミドルサイズSUVです。

 ボディはラダーフレームを採用した強固な構造で、本格的なオフロードでも力強い走破性を発揮。乗員は最大7名と実用性も高いことから、米国を中心に高い人気を誇ります。

 また先述のように、同車は日本でもハイラックスサーフとして初代から4代目が販売していた馴染み深いモデルで、そのため“ハイラックスサーフ後継車”などとも呼ばれることもあります。

 そんなフォーランナーですが、今回15年ぶりにフルモデルチェンジを実施し、新たに6代目モデルとなって登場しました。

 新型フォーランナーは、従来モデルを超える走破性を実現した機能性も魅力ですが、それ以上に、ひと目で分かる力強いデザインが目をひきます。

 巨大でワイドなグリルは、トヨタ最大級の大型ピックアップトラック「タンドラ」と共通の形状で、鋭い形状のヘッドライトをボディの左右端に配置。

 フロントバンパーは、強固なカンガルーバーを思わせるプロテクター風の意匠とし、タフなフロントデザインの構成に一役買っています。

 ボディサイドは、前後フェンダーがたくましく盛り上がり、切り上がったサイドウインドウの後端がボディ全体の立体感を強調。歴代フォーランナーで最も“ゴツい”ボディデザインを実現しました。

 この新型フォーランナーのデザインについて、くるまのニュースではアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を聞いてみました。

 その結果、同車のデザインを「とても良い」と回答した人が63.6%、「まあまあ良い」と回答した人も合わせると、デザインに好感を持った人は86.3%にも上りました。

 デザインが良いと回答した人からは「マジでカッコいい!」「力強くタフな印象」「歴代ハイラックスサーフのデザインが積極的に盛り込まれていて良い」「一目でフォーランナーと分かる」といったコメントが寄せられ、中には「新型ランクル250より好き」と、同じトヨタの大型SUV同士を比較したうえで新型フォーランナーを評価する声も。

 その一方で、「窓が狭そう」「昔のハイラックスサーフに加飾しただけな印象を受けた」「問題なのは中身。壊したパーツを安く交換できる方がいい」など、より高い実用性をSUVに求める人からのコメントもありました。

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 新型フォーランナーは2024年秋に米国で発売される予定ですが、現時点では価格や詳しいスペック、さらに日本への導入についてトヨタからの発表はありません。

 しかしアンケートから分かるように、同車は早くも日本で高い評価を集めており、今後発表される追加情報にますます注目と期待が集まります。