トヨタは、米国における生産事業体であるToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.に14億ドルを投資し、2026年から電気自動車の新型3列シートSUVを生産することを決定しました。新規雇用は最大340人となる予定です。

トヨタ、米国でのBEV新型車生産に14億ドルを投資

 トヨタは、米国における生産事業体であるToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.(以下、TMMI)に14億ドルを投資し、2026年から電気自動車(以下、BEV)の新型車となる3列シートSUVを生産することを決定しました。

 2023年6月に米国のToyota Motor Manufacturing Kentucky, Inc.(以下、TMMK)においてもBEV(3列シートSUV)の生産を開始すると発表しています。

 具体的には、米国初のBEV生産工場として2025年からTMMKで、BEVの新型車となる3列シートSUVを生産開始することを決定。

 トヨタが米国でBEVを生産するのは初めとなり同車両には、Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(以下、TBMNC)で生産する電池を搭載する予定です。

 また電池工場への追加投資 トヨタの北米統括会社であるToyota Motor North America, Inc.(以下、TMNA)と豊田通商は、今後の電池の需要増を見据え、将来の拡張に備えた土台づくりとして、現在建設中のTBMNCに、21億ドルを追加投資し、インフラ整備を進めています。

 そして新たに、米国においてBEVを生産する2工場目の発表となり、2023年発表のTMMKと今回のTMMIで生産するBEVは異なるモデルです。

 なおこの投資には、BEV新型車に搭載する電池のパック工程新設が含まれます。

 TBMNCで生産した電池を、TMMIで電池パックにしてBEVに搭載する予定です。

 トヨタは、今後も各地域のユーザーニーズに合わせ、BEVやハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)をはじめ、マルチパスウェイを軸に多様な選択肢で、CO2の着実な削減に取り組んでいくとしています。