2024年4月25日、フォルクスワーゲンジャパンは「ポロGTI」誕生25周年を記念した限定車「ポロ GTI Edition 25(エディション トゥエンティーファイブ)」を発売しました。世界限定2500台中、日本には227台が導入されます。

初代デビューから25周年! 世界限定2500台の特別モデルが登場

 フォルクスワーゲンジャパンは2024年4月25日、コンパクトカー「ポロ」のスポーツモデル「ポロGTI」誕生25周年を記念した世界限定2500台の特別仕様車「ポロ GTI Edition 25(エディション トゥエンティーファイブ、以下ポロ GTI エディション25)」を発売しました。

 ポロは、1975年にフォルクスワーゲンのコンパクトモデルとして誕生したハッチバック車。日本でも1984年より導入されています。

 同社の主力ハッチバック「ゴルフ」よりコンパクトなボディサイズを持ち、国内でも長年数多くのファンを持つモデルで、2018年に導入が始まった現行モデルで6代目となります。

 そんなポロの3代目モデルから1999年に追加設定されたのが、スポーツモデル「ポロGTI」です。

 GTIはスポーツハッチを表すフォルクスワーゲン伝統のグレード名称。起源は1976年に登場した初代「ゴルフ GTI」に始まります。

 2000年から日本にも本格導入され、最高出力125PS(92kW)を発揮する1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンにより、205km/hの最高速を誇りました。

 以来、2005年には150PS(110kW)の1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する第2世代、2010年には179PS(132kW)の1.4リッター TSI(ガソリン直噴ターボ)エンジンと7速DSGを組み合わせた第3世代、そして、2018年には200PS(147kW)の2リッター TSIエンジンを採用した第4世代がそれぞれ日本に上陸しています。

 現在販売されているポロ GTIは第4世代を大幅に改良し、2022年に登場。2リッターTSIエンジンの最高出力は207PS(152kW)に向上し、0-100km/h加速は6.5秒(欧州測定値)を記録します。

 これをベースにポロ GTIの誕生25周年を記念して、2023年、ドイツをはじめとするヨーロッパで導入されたのが今回国内にも導入されることになった“ポロ GTI エディション25”です。

 この全世界2500台限定のアニバーサリーモデルが、日本で227台販売されます。

 ポロ GTI エディション25はポロ GTIの動力性能を受け継ぎながら、数々の特別装備により精悍なデザインとダイナミックな走りを実現した特別モデルです。

 外観は、18インチアルミホイールやルーフ、そしてドアミラーをブラックに彩りスポーティさを演出します。

 ボディサイズは、全長4085mm×全幅1750mm×全高1430mm、ホイールベース2550mm、車両重量1310kgと、ベースのポロ GTIと同様に収まります。

 一方内装は、ポロ GTI エディション25専用のスポーツレザーシートやレザーマルチファンクションステアリングホイールに、GTIを象徴するレッドのアクセントを施し、個性を強めました。

 また限定生産車であることを示す“One of 2500”が記されたドアシルプレートも備えます。

 さらにポロ GTIで人気のオプション「“Sport Select”シャシー付スポーツパフォーマンスキット」を標準装備。

 スポーツモードとノーマルモードの切り替えが可能なアクティブダンパーにより、ダイナミックな走りと快適な乗り心地の両立を可能としています。

 また通常はオプションのフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」も標準装備となるなど、充実した装備を揃えます。

 限定車ポロ GTI エディション25の販売価格(消費税込み)は、486万5000円。ベース車に対し38万円高です。