公共交通についての話題です。高知県東部の路線バスに燃料費や二酸化炭素の排出量を抑えるハイブリッド型の車両が県内で初めて導入されています。

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こちらが安芸市の高知東部交通が先月から導入しているハイブリッドバスです。エンジンと、電気で動くモーターを動力源としていて、ディーゼルエンジンと比べて燃料代や二酸化炭素の排出量を2割程度抑えることができます。高知東部交通では路線バスや貸し切りバスの運行をしていて36台の車両を所有しています。平均で20年ほど使い続けている車両がほとんどで、燃料代や修理費用が負担に。さらに、路線バスの利用者は年々減少し、右肩下がりの状態だといいます。

こうした中でも、「運営コストを抑える努力もしながら環境への配慮も交通会社の役割」として、国や県の補助金を活用して先月、ハイブリッドバスを導入。現在、安芸市と高知市を結ぶ路線で運行しています。

(高知東部交通 坂本泰資 取締役)
「利用者数は減ってきている。特に燃料代がウエイトを占めるので、少しでも燃費が良くなると考えた時にハイブリッド車両を導入した。燃費も良くなる。CO2の排出量も削減できております。今後も多くの人に利用してもらいたい」

高知東部交通では今後も環境に配慮した取り組みを進めていきたい考えです。