子どもたちに読書を好きになってもらおうと、高知市の小学校と幼稚園・保育所などに大型の絵本が贈られました。

桑名市長を訪れたのは、元県教育長の大﨑博澄さんを中心に2月に結成した、「高知の子どもたちへ本を届ける会」のメンバーです。クラウドファンディングで集まったおよそ112万円を活用し、市内の全ての公立小学校や幼稚園・保育所などに、県在住の絵本作家柴田ケイコさんの絵本の「ビックブック」を寄贈しました。

KUTV

ビックブックは、読み聞かせに適していますが、値段は、1冊1万円を超えます。学校の限られた予算では購入しずらいため、メンバーたちは、こうした取り組みで、子どもたちの「読書の一歩」を後押しできればと考えています。

(冨士書房 五藤栄一郎 社長)
「ほっとしているのが正直なところです。本当に成功するかどうかさえ、わからない状態でのスタートだったので。今何とか寄贈できましてほっとしています」

(金高堂 皆川正史 外商部経理部長)
「絵本の読み聞かせが、読書の第一歩かなと思っていますので、これをきっかけにほかのシリーズや、ほかの本のほうにどんどん広げていただいて、読書自体が好きになってもらえたらなと思っています」

会では今後も、県内全ての学校に絵本を届けることを目標に、取り組みを続けていく方針です。