【ロンドン共同】欧州連合(EU)欧州委員会は15日、米マイクロソフト(MS)による米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収計画を承認すると発表した。MSがゲーム市場を囲い込むことで競争を阻害するとの懸念が浮上したが、MSがアクティビジョンのゲームを競合他社も配信できると約束したことを評価した。

 一方、米連邦取引委員会(FTC)は昨年12月、独占禁止法(反トラスト法)に抵触するとして差し止めを求めて提訴。今年4月には英国の規制当局も認めない方針を示し、MSは争う姿勢を示した。買収が実現するかどうかは依然不透明だ。