内閣府は25日、再生可能エネルギーの普及に向けた規制改革を議論する会議の資料に、中国国営企業のロゴや名前の透かしが入っていたと発表した。資料の中身に問題はないといい、作成した有識者の事務的なミスの可能性がある。

 再エネに関する会議の構成員で、自然エネルギー財団事務局長の大林ミカ氏が22日と昨年12月の会合用に作った資料に、中国国営の電力会社のロゴや名前が入っていた。ロゴや名前は白色で、資料の背景も白色のため分かりづらいが、閲覧ソフトによっては判別できる。外部の指摘で分かった。

 岸田文雄首相は参院予算委員会で「仮に不適切な内容が判明した場合には厳正な対応を講じる」と述べた。