【ワシントン共同】米商務省が28日発表した2023年10〜12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は、年率換算で前期比3.4%増だった。今年2月に公表した改定値の3.2%増から上方修正し、市場予想の3.2%増を上回った。個人消費や設備投資の上方修正を反映した。

 伸び率は前期の4.9%を下回るものの、6四半期連続のプラス成長となった。連邦準備制度理事会(FRB)が高い政策金利水準を続ける中でも、米経済の堅調さが改めて示された。

 個人消費は改定値の3.0%増から3.3%増、設備投資は2.4%増から3.7%増にそれぞれ上方修正した。