トヨタ自動車は18日、新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー250」を国内で発売した。街中と悪路の両方で快適に運転できるバランスの良さが特色で、価格は520万〜735万円。これに伴い、1990年の発売から親しまれた「ランドクルーザープラド」は消滅する。

 250の投入で、ランクルシリーズは伝統的オフロード車の「70」、旗艦モデル「300」と合わせて3車種となり、実用性が高い250は中核車と位置付けられた。

 開発では高級路線の脱却を図った一方、300万円台から購入できたプラドに対し価格帯は上昇。21年発売の300の510万〜800万円に匹敵する水準となった。