【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は30日、米IT大手メタが運営する交流サイト(SNS)のフェイスブックとインスタグラムを巡り、偽情報対策などが不十分で、EUの規則に違反している疑いがあるとして、新たな調査を始めた。欧州委は今年6月の欧州議会選を前に、ロシアの選挙介入を警戒しIT大手への圧力を強めている。

 オンライン上の違法コンテンツの排除を巨大IT企業に義務付ける「デジタルサービス法(DSA)」に基づく調査で、欧州委は違反した企業には世界における売上高の最大6%の制裁金を科すことができる。